設立趣旨 of 千住すみだ川

千住すみだ川は、南千住を軸に千住エリア(荒川区南千住、足立区千住)とその町の成り立ちに深く関係する隅田川を、地域住民の協働により、地域が主体となって、町並みの保護や美化活動、地域資源の発掘、歴史・文化・自然の学習、魅力的な観光空間づくり、まちづくりや情報発信などに取り組み、千住隅田川地域の活性化、地域振興、文化芸術振興を実現しようという活動です。

かつて町工場や商人の町として知られた千住は、再開発が進むなかで、過去の面影を急速に失っています。一方では、51年ぶりに南千住汐入地区に新しい小学校が開校するなど、再開発で住民が増えたことによる華やかなニュースもありますが、再開発後のマンションに引っ越してきた新しい住民にも、また祖父母の代から住んでいるような古い住民にも、町の成り立ちなどの地域資源を伝え、広める機会は皆無とってよい状態です。

現在の千住には、観光地や名刹、繁華街があるわけではありません。しかし歴史や風土などから見つめなおすと、いくつもの地域資源が浮き上がってきます。
荒川区の輪郭で、江戸時代より水運輸送の要所だった隅田川。松尾芭蕉も舟で隅田川を上がり、千住から奥の細道へと旅立ちました。その川に最初に架かった千住大橋と現在で

は最も新しい橋、千住汐入大橋。水運から石炭や資源を都心に運び、最古の貨物駅の一つとして、日本の近代化に貢献した、貨物専用の隅田川駅。隅田川の豊富な水と千住火力発電所のおばけ煙突を背景に、古くは千住製絨所、そして製紙工場や紡績工場、今も製靴会社や金属加工工場、各種下請けの製造工場が多いものづくりの町。このように町を見つめなおすと、豊穣な地域資源をもつ町であることが見えてきます。

こうしたなか、千住隅田川地域の発展に自らの想いを重ねあわせておられた方々から、また学校関係者から、その運営に携わって芸術振興や街づくりに取組みたいとの声があがるようになりました。関係有志で慎重に議論を重ねてきたところ、ボランティアや資金の確保等に広くご支援を募らねばならないことがわかり、そうした厚意をしっかり受け止められかつ、オープンな枠組作り、すなわち特定非営利活動法人の設立が不可欠との結論に至りました。
千住隅田川地域の文化・歴史・地域資源を見つめなおす芸術文化活動を通じて街づくりを図らんとする設立趣旨にご理解を賜りつつ、ご参加とご支援くださいますよう呼び掛けるものです。

特定非営利活動法人 千住すみだ川
設立代表者 海老江重光

設 立 趣 旨




















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